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コロナ禍のテレワークにも効果的 セキュアかつ柔軟なファイル共有を実現

50種類以上のファイル形式を専用アプリ不要で閲覧できるビューアーを
実装可能

テレワークにも対応できるシステム開発のニーズが急増する中、Web アプリケーションの開発では、遠隔地間で安全にファイルを閲覧・共有できる仕組みの実装が求められるケースが増えている。情報流出を防ぎ実データの完全性を維持しつつ、いかにビジネスワークフローと連携させられるかを考えなければならない。ここではそうした電子化ニーズを満たす開発ツールを紹介する。

従来のファイル共有に潜むリスク データの確実性を担保する環境が必須

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で多くの企業が在宅勤務の取り組みを始めているが、この変化によってファイル共有の様々な課題が以前にも増して散見されている。

 一般的なドキュメントであれば、現在広く普及しているクラウドのグループウェアやクラウドストレージサービスを利用する方法があるが、こうした既成のサービスではファイルのダウンロードなどで細かな制御をかけることが難しい場合がある。クライアントにデータが残れば実データが編集されたり流出されたりする可能性があり、機微情報を扱う際の情報共有に不安を抱える担当者は多いだろう。

 そもそも専門性が高い、もしくは機密性が高い情報は独自の社内システムで管理しているケースもあり、既存の仕組みを簡単にクラウドサービスへと移すことができないケースも多いと考えられる。

 そのほか、セキュリティの問題だけでなく、レントゲンやCT といった医用画像や製造業のCAD データなどのように、専門性が高く、容量の大きいファイルを遠隔地間で受け渡しする際には、閲覧だけであっても専用アプリケーションが必要であったり、また閲覧のためにファイルをダウンロードの手間が必要になったりする。テレワーク時には業務効率の低下を招きかねない。

 近年では、テレワークや業務効率化を推進するために情報の申請、審査、確認などを電子化するプロジェクトが各所で進行している。その中で実データの安全性を維持しつつ、ビジネスワークフローの中でシームレスにデータ(ファイル)を連携させる仕組みが求められている。

 こうしたファイル共有の課題において、完成されたパッケージ製品の導入で要件を満たすのは難しい。ラネクシーの提供するビューイングエンジン「PrizmDoc」は、既存システム上にセキュアな閲覧環境の構築を実現する組み込み開発ツールであるため、ファイル共有の課題解決の一助となるだろう。

高機能なビューアーを簡単実装 ノンクライアントのファイル共有環境を実現

 PrizmDoc は、多彩な形式のファイルを高精細に表示できるファイルビューアー機能をWeb サイト/Web システムに組み込むことができるビューイングエンジンである。ファイルの閲覧にはWeb ブラウザさえあればよく、専用アプリケーションは不要だ。開発者は本製品を用いてシステムを実装することで、ダウンロードさせたくないファイルであっても安全にユーザーの環境へ表示させて共有できるようになる。

開発ツールとしてのPrizmDoc イメージ

 もちろん、画像をただWeb ブラウザ上に表示できるようになるわけではない。後述するが、コラボレーションに役立つ機能の実装することも可能だ。また本製品は、RESTful API を使用しているため、使い慣れた開発言語で構築することができ、多機能・高精細HTML5 ビューアー機能を既存のWeb システムに連携することができる。さらにプラットフォームとして、Windows 版だけでなく、Linux 版も提供されているため、Linux OS 上で構築が困難なドキュメントビューアーをWeb システムに手軽に実装することができる。

 なお、システム開発会社は、Developer(開発)ライセンスを使用して、PrizmDoc を組み込んだWeb システムを開発でき、システム納品先のユーザー企業側では、Basic Server ライセンスを持つことで本番運用が可能になる。

コラボレーションに役立つアノテーション機能も

 PrizmDoc の特長は、「閲覧」「編集」「変換」の大きく3つだ。閲覧ついては文書・画像ファイルを、SVG に変換して高精細に表示する「高性能レンダリングエンジン」を搭載。
Office 文書やPDF、CAD 画像、医療用DICOM など、50種類以上のドキュメントを、サーバー上でSVG 画像に変換することで、専用アプリケーションをインストールすることなく高解像度の画像をWeb ブラウザ上に素早く表示することが可能だ。ドキュメントはダウンロードされず表示されるだけなので、社内のほかの部門やチーム、テレワークの利用者などのクライアント端末に情報を残したくないというニーズにも応えられる。また、デジタル著作権管理(DRM)機能により、コピー、保存(ダウンロード)、印刷なども無効にできるため、セキュアなファイル共有環境が実現する。

 編集については、実データを書き換えることなく、表示されたテキストや画像に注釈をつけたり、マーカーを引いたりできる「アノテーション機能」を実装。墨消しツールで閲覧させたくない部分を黒塗りできるため、情報漏えいリスクの低減にも役立つ。ドキュメント内のテキストはもちろん、注釈やコメントも含めて検索対象にすることも可能だ。

 変換は、注釈が書き込まれたデータをPDF 形式のファイルとして作成し、ダウンロードできる機能だ。

各種ファイルサーバー上でSVG 形式の画像に変換してWeb ブラウザで表示

医薬ソリューションにビューアーを組み込み 医療情報を安全に開示

 ここで大手システムインテグレーターの導入事例を紹介しよう。同社では、製薬業界向けの医薬ソリューションの提供にあたり、データを流出させることなく、外部からセキュアにファイルを閲覧できる仕組みが必要だった。そこで、PrizmDoc を採用し、医療情報をサーバー上で変換して、Web ブラウザ上に表示できる仕組みを構築。インターネット環境があれば、いつでもどこからでも医療情報を確認でき、かつ外部に流出するリスクのないシステム環境を実現した。

 ラネクシーでは、Web サイトから申し込むことで、PrizmDoc を手軽に体験できるデモサイトを公開している。
多機能・高精細HTML5 ビューイングエンジンに興味のあるシステム開発者や、安全なファイル共有環境を通じてセキュアなテレワークを実施したい方は、ぜひPrizmDoc の機能を試してほしい。

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