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CADデータとは?その特徴や閲覧できるビューアについて解説

設計に関わる仕事をする上で必須といえるのがCADツールです。仕事をするなかで、CADのデータを扱わなくてはいけない機会もあることでしょう。
本記事ではCADデータについて、基礎知識から、閲覧できる無料のビューアまでご紹介します。

CADとは?

CADとは、「Computer Aided Design」の略であり、日本語では「コンピュータ支援設計」とも訳されます。

CADの歴史

CADの歴史は古く、1960年代にアイバン・サザランド博士が開発した「Sketchpad」が最初のものとされています。ペンを動かすだけで画面上に図面を描けるということで、当時大きな衝撃を与えたそうです。
Sketchpadは2次元を扱うCADでしたが、1970年初頭には3DCADと呼ばれる3次元を扱うCADが開発されました。
現在では、コンピュータ上に部材等の情報を書き込んだ3次元モデルを再現し、より効率的なワークフローを実現とする「BIM(Building Information Modeling)」と呼ばれる技術が世界的に普及しつつあります。2019年に日本建築士事務所協会連合会が発表した「建築士事務所のBIMとIT活用実態にかかわる調査」によると、日本におけるBIMの普及率は約30%だそうです。

CADの種類

CADには大きく分けて、2次元の図面を作成する2DCADと、3次元のモデルを作成できる3DCADが存在します。
2DCADの方が扱いやすいというメリットはありますが、3DCADの方が複雑な形状を扱いやすく、また体積、質量、重心といった情報も得ることが可能です。
3Dモデルから3Dプリンターに出力することもできるため、3DCADの方が汎用性が高いといえるでしょう。

CADが使われる業界

CADはさまざまな業界で活躍しています。
まず、建築業界では建物から道路、ダム、トンネルまで、CADは欠かせないツールです。構造物の図面を描くために使われます。
また、内装業界においても、家具の設計や、インテリアのコーディネートのためにもイメージを形にするためCADが使われています。最近では福祉業界でもバリアフリー対応の住宅環境を設計するために使われ、リフォームや改築でも活躍しているのです。
さらに、機械、自動車、家電なども設計図をもとにつくられ、その設計図はCADを使って描かれるのが一般的で、身の回りのほとんどのものがCADを使ってつくられているといっても過言ではないかもしれません。

CADに関する資格

CADを仕事としている人のことをCADオペレーターと呼びますが、CADオペレーターになるのに資格は必須ではありません。
しかしながら、世の中にはCADに関する資格が数多く存在しており、取得することで実務に活きますし、就職や転職、昇進に有利になる可能性もあります。公的な資格には厚生労働省が認定する「CADトレース技能審査」があり、機械部門と建築部門の2部門で試験が行われ、初級・中級・上級のレベルに区分けされています。
民間資格にはさまざまなものがありますが、

  • CAD利用技術者試験
  • 建築CAD検定試験
  • オートデスク認定資格プログラム
  • CAD実務キャリア認定制度

といったものが代表的なものです。未経験者なら、まずCAD利用技術者検定への挑戦がおすすめです。

CADデータの種類と拡張子

CADデータと一口にいっても、さまざまな種類が存在します。
その代表的なものについて解説しましょう。

DXF、DWG

DXFとDWGは、CADツールのなかでもトップシェアを誇るAutoCADを開発しているAUTODESK社によって定められたファイル形式です。
DWGが最初に定められた標準ファイル形式なのですが、AutoCADのバージョンが上がるにつれ互換性を保つ必要が出てきたため、DXFがつくられました。
DXFの仕様は公開されているため、AutoCAD以外にもこの形式に対応したツールは多く存在し、CADツールのなかで標準的なファイル形式であるといえるでしょう。

JWW、JWC

JWWとJWCは、日本国内で高いシェアを誇るJW_CADで使われるファイル形式です。
Windows版の基本形式がJWW、Windows以前のDOS版などのファイル形式がJWCとなっています。

SFC、P21

SFCとP21は、国土交通省が主導となって開発されたファイル形式であり、国際規格にも準拠しています。
SFCはP21よりもファイルサイズが小さいのが特徴であり、行政に納品する際はSFC形式であることが多いようです。

無料で使えるCADデータビューア

CADツールを持っていないのにCADデータが送られてきた場合、無料で使えるCADデータビューアを利用しましょう。
ここでは代表的なものを3つご紹介します。

Autodesk DWG TrueView

Autodesk DWG TrueViewは、AutoCAD本体がなくてもDWG形式のファイルの表示、印刷などが可能なAUTODESK社公式のビューアです。公式ビューアであることから閲覧時の再現性が高いといえるでしょう。
また、AUTODESK社はWebブラウザで使用可能なオンラインビューアも公開しており、ソフトのインストール無しで利用できるためより手軽であるといえます。

Free DWG Viewer

Free DWG ViewerはDWG、DXF形式に加えて、CSFファイルも開くことができるビューアです。
こちらも表示や印刷が可能なほか、拡大や縮小、寸法や面積の表示などが可能となっています。また、編集機能はありませんが、ウォーターマークやISOバナーの挿入は可能です。

VoiCeFREE

VoiCeFREEは、図面/画像データ向けの高機能ビューアであるVoiCeの無料版です。
VoiCeに比べて機能は限定されているものの、VoiCeをベースに開発されていることから、高い閲覧性と操作性が期待できます。

CADデータの形式を変換するためのソフト

CADツールやCADビューアを持っているが、それらには対応していない形式のCADデータが送られてくることもあるでしょう。
そんなときに利用できるCADデータ形式を変換するためのソフトを紹介します。

CubePDF

CubePDFは、さまざまな形式のファイルをPDF形式に変換するためのソフトです。CADデータだけでなく、Word、Excel、PowerPointなど、数多くの形式に対応しています。
PDF形式はAdobe Acrobat Readerをはじめ多くのソフトで閲覧することができ、無料で使えることから、インストールしておくと便利に使えるでしょう。

Aide PDF to DWG Converter

Aide PDF to DWG Converterは、PDF形式をDWG/DXF形式に変換するためのソフト。AutoCADやAcrobatを必要とせず、手軽に利用することができます。
ただし、このソフト自体は無料ソフトではないため、無料体験版を使ってから購入を検討するのがおすすめです。

ProTRANS

ProTRANSは、DWG、DXF、JWW、JWC、SFC、P21、PDFといったデータ形式を相互に変換できるソフトです。さまざまなCAD形式を扱う必要がある場合に役立つでしょう。 こちらも有料ソフトですが、無料体験版が用意されています。

PrizmDocならソフトのインストール無しでCADデータが閲覧可能

PrizmDocは、CADデータをはじめ、Office文書、PDF、医療用DICOMなど、50種類以上のデータをWebブラウザで表示させることができるファイルビューアです。

お手持ちのWebアプリケーションに組み込むことで、 Webブラウザでのファイル閲覧が可能となるため、専用ソフトをインストールする必要がありません。
また、閲覧時には元データがSVG形式に変換され、一時的にWebブラウザに投影される方式のため、端末にデータがダウンロードされず情報漏洩のリスクを下げることができます。

さらに、単なる閲覧だけでなく墨消しやハイライト、テキスト挿入といったアノテーション機能も充実しており、社内外とのやりとりにも便利です。アノテーション情報は閲覧データ上に別レイヤーで書き加える方式のため、実データを壊す心配がないのも特徴といえます。
任意のファイル形式への変換もサポートしており、アノテーション情報の付加を選択することが可能です。

PrizmDocには無料体験が用意されておりますので、お気軽にお問い合わせください。


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