PrizmDoc

導入事例

ペーパーレス化に関する導入事例をご紹介いたします。

導入事例
B社
製薬業界向け医薬ソリューションのビューイングエンジンに「PrizmDoc」を採用。
大幅な開発コストの削減とセキュアなデータの閲覧環境を実現。

システムインテグレーターである日鉄日立システムエンジニアリングでは、製薬業界に向けて医薬ソリューション「PharMart」シリーズを提供している。そのうちのひとつ、「プロモーション資材管理ソリューション」を展開するにあたって同社は、ラネクシーが提供する多機能・高精細なビューイングエンジン「PrizmDoc(プリズムドック)」を採用。ファイルを外部へ出すことなくセキュアに閲覧できるソリューション構築を実現した。

日鉄日立システムエンジニアリング

導入前の課題
製薬会社向け医薬ソリューション「PharMart」シリーズのひとつ、「プロモーション資材管理ソリューション」を展開するにあたり、外部でファイルを閲覧できるが、データを流出させないしくみが必要だった。

日鉄日立システムエンジニアリング
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PrizmDoc

導入後の効果
さまざまな種類のファイルをサーバー上で変換、Webブラウザで表示する「PrizmDoc」の導入により、ファイルを外部へ出すことなくセキュアに閲覧できる環境を実現した。

多分野で豊富な実績を持つ
ソリューションプロバイダ「PharMart」シリーズの提供など製薬業界にも強み

日鉄日立システムエンジニアリング(以下、NHS)は、新日本製鐵(現:日本製鐵)と日立製作所の共同出資により、1988年に設立されたシステムインテグレーターだ。同社はソリューションプロバイダとして、コンサルティングからシステム設計・開発・保守に至るまでの一連のサービスを総合的に提供しており、さまざまな分野で豊富な実績を持つ。
中でも同社が強みとしているのが製薬業界だ。代表的な製品としては製薬会社の営業活動を支援し、部門間の情報連携により組織力向上を志向するソリューション「PharMart(ファルマート)」シリーズがあり、大手企業を中心に導入が進んでいる。当製品について産業流通ソリューション事業部 医薬ソリューショングループ チーフの樋口亮氏は「PharMartシリーズは当社が長年蓄積してきた技術やノウハウをベースにしたソリューションであり、製薬会社の営業活動をトータルにバックアップします。これまではパッケージ版を販売してきましたが、このたび新たにクラウド版の提供も開始することになりました。その第一段としてメニューのひとつ、『プロモーション資材管理ソリューション』を展開することになったのです」と語る。

チェック前のプロモーション資材のファイルを
外部へ流出させないしくみが必要

製薬会社において、医薬品のプロモーション資材は、製品に関する正しい情報をドクターに伝えるための重要な営業ツールだ。その活用に際しては、学術用語や表現の適切な利用、原著との整合性の確認、プロモーションコード(※1)の遵守など、高品質な資材作成に向けた業務の“見える化”に加え、作成した資材をMR(※2)が効果的に利用/フィードバックすることも求められる。
「プロモーション資材管理ソリューションは、資材の企画・申請から審査・登録・発注までのワークフロー、および調達管理やMRの資材に対する評価を一元管理するものです。資材は実際に使われる前に複数の人間による審査を受けますが、この際、外部の方、例えば弁護士などのチェックも受けます。そのプロセスにおいて万が一ファイルが外部へ流出してしまうと、大きな問題になりかねません。そこで、外部から内容の閲覧はできるが、ファイル自体を外部へ流出させないしくみが必要と考えたのです」(樋口氏)
NHSはファイルを外部に出すことなく閲覧できる環境を構築すべく、独自のビューアーを自社開発することも検討したが、これにはかなりのコストと手間がかかることが予想された。そこで同社は他社製品を活用することにし、2016年より情報収集を開始。最終的に3製品をピックアップして比較・検討した。そして最終的に採用となったのが、ラネクシーの提供する多機能・高精細なビューイングエンジン「PrizmDoc(プリズムドック)」である。

1 製薬企業が社会から求められている医療用医薬品のプロモーションのあり方と行動基準
2 医薬情報担当者。医薬品の適正使用のため医療従事者を訪問することなどにより、医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を主な業務として行う者のことを指す

セキュアな閲覧環境を実現できることに加え
柔軟性とアノテーション機能を評価

PrizmDocは、Office文書、PDF、CAD画像、医療用DICOMなど、約300種ものファイルをサーバー上で変換し、Webブラウザで表示できる。インターネットがつながる環境があれば内容を確認でき、かつ手元にはファイルが残らないので、外部へ流出する心配もない。

選定について産業流通ソリューション事業部 医薬ソリューショングループ チーフの樋口亮氏は「セキュアな閲覧環境を実現できるのはもちろんですが、柔軟性も重視しました。というのも、日本ではビジネスに独自のやり方を取り入れている企業が多いため、業務に合わせたカスタマイズが欠かせないからです。この点、他の2製品はカスタマイズの柔軟性に欠けていたり、API に癖があったり、テンプレートが用意されていないなどの物足りなさがありましたが、PrizmDocについてはそうした不満がありませんでした」と語る。

産業流通ソリューション事業部 医薬ソリューショングループ
チーフ 樋口 亮 氏

さらに、PrizmDocの大きな評価ポイントとなったのがアノテーション(注釈ツール)機能だ。
「プロモーション資材の審査・承認のプロセスにおいては、担当者がコメントを追加する、文書の引用元の情報を付けるといった作業が発生しますが、その際、情報のさまざまな紐付けができるアノテーション機能があると非常に便利です。これらの点を評価し、最終的に採用を決めました」(樋口氏)

オンスケジュールの開発に貢献
セキュアで使いやすいサービスが実現

現在、オンプレミス版の提供を行っているが、2020年10月にクラウドサービス版の提供を開始予定だ。
「お客様の要望に合わせ画面構成や機能を選択可能なシステムを開発できました。リファレンスも公開されているので、技術的な問題が発生したとしてもスピーディに解決できるのはありがたかったです。もともとスケジュールが押していたので、仮にこの部分を自社開発していたら、とても間に合わなかったことでしょう。余計な手間とコストがかからなかったという意味でも、導入の効果は大きかったと思います」(樋口氏)
PrizmDocを採用したことで、プロモーション資材管理ソリューションにおいては、ユーザーが特殊なファイルを閲覧するときでも、クライアント側にブラウザさえあれば表示できるようになった。これにより、セキュアな閲覧が可能で使いやすいサービスを提供するという当初の目的が達成されたといえる。
今後、NHSでは、各種サービスのクラウド化を積極的に推進していく計画だ。この点について樋口氏は「今回の開発で得たノウハウをPharMartの他のソリューションでも活用するとともに、違う分野、例えば製造業向けソリューションなどに展開していくことも検討しています。